ルモンドふじがやシェフのエッセイ

趣味や日々のつれづれを題材にしたエッセイ

猿も木から落ちる

f:id:lemonde_fujigaya:20220315110519p:plain

材木はこびの鉄線を使った猿の大移動

f:id:lemonde_fujigaya:20220315110922p:plain

猿軍団移動中

f:id:lemonde_fujigaya:20220315111025p:plain

子ザルが遊びだしてる

f:id:lemonde_fujigaya:20220315111052p:plain

子猿が落ちる寸前

f:id:lemonde_fujigaya:20220315111115p:plain

1匹落下

f:id:lemonde_fujigaya:20220315111139p:plain

落下して水しぶきを上げる

f:id:lemonde_fujigaya:20220315111204p:plain

けが無く向への山へ移動

f:id:lemonde_fujigaya:20220315111250p:plain

2匹目落下と眺める1匹目の子猿

 安倍川上流の中河内・落合(元、安倍郡玉川村)に流れる安倍川で、家族と一緒にアユ釣りをしていた時のことでした。(2021年8月の夏休み)。森林業の方が、材木を運び出すために張った2本の鉄線上に、私たちの目前で、左側の山側から大きい猿が1匹あらわれ渡り始めると、2匹、3匹と続き大移動が始まる。16匹は数えました。一団の大猿が、右側の山に到達するころ、突然、奥山特有の夕立がザーザーッと降りだした。余裕をもっていったり来たりして遊んでいた子ザルが、手を滑らしたらしく川におちた。間をおいて2匹目が落下。幸い川が浅かったので、水がクッションになったらしく、2匹ともけがを負わなかった。河原を一目散に走って仲間のいる山の方へ駆け上がっていきました。人間では、あの高さから落ちれば、命にかかわるほどの事故だったと思う。なお、この写真を見てくれた友達(笹間で、お茶や椎茸の原木栽培などのプロ)の話だと、猿は自分の子供が死んだりすると、抱きかかえて自分の住処に連れていくそうです。そうだとすると、2度めに落ちた猿は、その母親猿ではないかとするのが自然と思う。落ちたのではなく、パニックになっている子供を助けに行くために、自分の命をはって、飛び降りたのが本当だと思います。子供を思う親の愛情は、厚く、強くすごい。

ハプニングの後、さをは、すぐにおさめました。その日は1匹も釣れなかった・・・。しかし、この光景にはビックリ、そこで並んで釣りをしていた3人の感動は大きかった。"元気"をもらいました。気分は、晴ればれ、いい思い出の宝物となりました。

 なお、この写真の動画は、第一テレビに投稿、放映されました。撮影者は、私の孫の大知郎でした。この特ダネ写真を撮った時の彼は大学生でした。現在は社会人となり、メデイアの第一線でがんばっています。

動画はこちらをご覧ください。

 

https://www.facebook.com/%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%B5%E3%81%98%E3%81%8C%E3%82%

84-1468191140073710